立憲議員のオススメ

議員オススメの一冊 – 考え方が異なる人たちとの対話

いいねの数 17

オススメしてくれた人:佐口佳恵さん(滋賀県議会議員)

オススメしてくれた人:佐口佳恵さん(滋賀県議会議員)

●オススメの一冊
『自省録』
著者:マルクス・アウレリウス
訳者:神谷美恵子
出版社:岩波文庫(2007年)

オススメコメント:
時代が100年巻き戻されたかのように感じたウクライナ侵攻、続いてガザ、ミサイル発射にJアラート、恐ろしい話題が続く中、国内では憲法改正に向けた動きが見られます。
こうした国内外の情勢から『失敗の本質』か、短くて読みやすい『戦争責任者の問題』か、いっそ『憲法』かとも考えましたが、メルマガ100号記念とお聞きし、古典から『自省録』マルクス・アウレリウス(西暦121-180年)著を選ばせていただきました。
(さしものアウレリウスも、時代の制約には抗えなかったのか、ジェンダー・神・奴隷制度など気になる部分があること、どうかご海容ください。)

「哲学者に政治をゆだねるという(プラトンの)理想が一度だけ実現した例」として紹介される哲人皇帝マルクス・アウレリウスが、政務に追われる日々の中で内省の言葉を書き綴った名著です。
なんとなく信じていること、当たり前だと思っていることに疑いを持ち、本質を追求しようとする哲学を学ぶことは重要ですが、奥深い深淵に入り込みすぎると、長くても100年ほどしか寿命がない人間は「時間切れ」に陥ってしまうと思うので、哲人皇帝が研究としてではなく日々政治に向き合う中で日記のように書きとめたという本書は、私のような哲学者ならぬ身に、程よく数多くの示唆を与えてくれます。

そして、多くの人に散在している知恵を集めるためには、あれやこれやと話し合うことが効果的ですので、哲学も政治も「対話」が不可欠なのでしょう。
本書には、民主主義の根幹とも言える「考え方が異なる人たちとの対話」に必要となることが随所に書かれています。
くらしや政治について多くのヒントを見出せる名作だと思います。
(紙の書籍以外にも、電子書籍やオーディオブックでも発刊されています。)

●パートナーズへの一言
書物で先人の知恵を学び多少自省・自制力がアップしても、自分とは異なる考え、異なる志の人に多数お会いすると、疲れてしまうときがあります。
そんなとき、リアルで、オンラインで、SNSで(最近ではそっと応援をしてくださっている方々がいらっしゃることも知りました)、同じ志を持ってくださっていると感じるパートナーズの皆様の存在に支えていただいています。
元気に身体が動いてくれるうちは諦めきれないので、私たちが思うより良い未来に向けて、これからも一緒に歩んでいただけましたら幸いです。
いつも本当にありがとうございます!

コメント

CAPTCHA


※お寄せいただいたコメントはこちらの記事のページに公開のコメントとして掲載されることがあります。
※送信されたコメントは削除できません。
削除を希望する方は、jimukyoku@cdp-japan.netまでお問い合わせください。
※不適切なコメントは運営側の判断で削除されることがあります。