立憲議員のオススメ

衆議院議員堤かなめさんの写真

パンデミックと不平等条約の歴史

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堤かなめさん(衆議院議員)のオススメ

勧めてくれた人:堤かなめさん(衆議院議員)

オススメの一冊:病気の社会史-文明に探る病因-
著者:立川 昭二
出版社:岩波現代文庫
出版年:初版本は1971年、日本放送協会より刊行

オススメコメント:
コロナ禍のなか、病気の歴史について学んでみたいと、本書を手に取りました。
教科書で習わなかった史実に驚きました。皆さんも幕末のペリー来航については学校で習ったことと思いますが、この時の黒船の1隻(米艦ミシシッピー号)がこの5年後、日本にコレラを持ち込み、江戸だけで死者10万人以上に上ったとのこと。
さらに4年後(1862年)の夏にもコレラの大流行に見舞われ、江戸だけで死者7万3千人に上ったというのですから、どれだけ悲惨な状況だったことでしょう。
「コレラ・パンデミックが、不平等条約の改正の契機となった」ということも初めて知りました。
学校では、1858年の日米修好条約は、治外法権を認め、関税の自主権をもたないという点で不平等条約であったと教わりました。
この本によれば、この条約により日本が主体的に検疫を実施できず、民衆もパンデミックの根源が屈辱的な不平等条約にあることを見抜き、条約改正を求める運動につながったとのことです。
現代にも通ずる学ぶべき点が多い名著かと思います。

パートナーズの皆さんへ:
私が候補予定者となって間もなく、地元のあるパートナーズの方が、ご自身のお仕事があるにもかかわらず、その合間を縫って毎日のようにお手伝いにきてくださいました。
どれだけ心強かったか・・・。
その思いにお応えできますよう、パートナーズの皆さまとともに、支え合う社会を実現してまいります。

コメント

堤かなめ様 党関係者の皆様
非常に興味深い書籍を紹介いただきありがとうございます。
新型コロナが蔓延し現在の日本も大変厳しい状況に追い込まれています。
今般の感染症も在日米軍基地から日本社会に漏れ出しましたが、それをもって日米地位協定と裏の密約を改正しようとの動きは全くありません。立憲民主党の議員・関係者も日米同盟を重視する余り地位協定の改正など頭の隅にも無いのが現実ではないでしょうか。
夏の参院選では維新が議席を大きく伸ばすことは予想に易いです。マスメディアでは英国・スウェーデン両国の規制解除が大きく報じられ、維新は「新型コロナを2類相当から5類へ」と主張していますが、これらの声に従えば日本は破滅に向かうでしょう。
海外では新たな変異株の報道がされています。できるだけ日本に流入しないように防疫体制強化を政府に要求してください。感染症対策の基本は「検査して隔離し早期治療」です。まずはPCR検査態勢の拡充・整備を政府に対し更に強く求めることを希望します。よろしくお願いします。

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