インタビュー

横浜市長選応援レポート

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カジノ反対の思いから市民として参加

横浜市長選挙で選挙ボランティアとして山中竹春さんの応援に加わった立憲パートナーズのsaoriさんにお話を伺いました。(インタビュー:パートナーズメールマガジン編集部)

-saoriさん、今回の選挙ボランティア、お疲れさまでした。今日はよろしくお願いします。
ありがとうございます!こちらこそ今日はよろしくお願いします。

-まずは、今回パートナーズとして選挙に参加しての感想を教えてください。
そうですね、正直、「パートナーズ」として参加したというよりは、「横浜市民」として参加した気持ちが強かったかもしれません。
というのも、「カジノ反対」という気持ちがもともと非常に強かったので、横浜市民として、この選挙への危機感が強く、そのような危機感から参加したという経緯があります。
それに、「市民の会」でカジノ反対のための署名運動をしてきた人たちと一緒に今回の選挙に取り組んだ気持ちが強いです。
最初はどう関われるかわからなかったのですが、地元の山崎誠さん(立憲民主党、衆議院議員、神奈川5区総支部長)の事務所に、「なにかお手伝いできませんか」と連絡しました。
署名運動をされていた市民の会の皆さんと連携して動きましたが、山崎さんを今まで応援していた経緯から山崎さんの事務所にはもともと連絡がとれる関係性がありましたので、今回の選挙応援もスムーズに加わることができました。

-応援されている中での有権者の反応や手応えはいかがでしたか?
前半はそうでもなかったのですが、やっている中で浸透している感じはしました。
特に、選挙戦最終日には「入れたよ」「期待している」「がんばって」と応援の声をたくさんもらうことができました。
それまでの地道な街宣や、ポスティングなどの活動の力が大きかったのだと思います。

山中竹春さんと山崎誠さん(saoriさん撮影)

オリジナルキャラクター「たけっぴ」の誕生秘話

-今回、saoriさんはどのようなボランティアに参加されたのでしょうか?
まずは、街宣現場でのビラまきです。
コロナ禍で気を使うこともあったのですが、距離をとりながらもチラシを受け取りやすい絶妙な距離感を編み出しました。コツは、頭を下げながら、そして受け取ってもらえなくても「横浜市長選、山中竹春です」と名前は言って、せめて耳には残す。配るときは足を動かしながら。ということを意識していました。
たまたまみかけた他党の候補は通行人の方から受け取ってくれるのを待つようにして配っているように見えることもありましたが、そうではなく、自分たちから受け取ってもらえるように動くことを意識しました。

次に、電話かけでは、とにかく真摯に、そして切実にお話をすることを意識しました。
ちょっとでも感触が悪いなと思ったら、電話口の相手に向けて、頼み込むような、そんな気持ちで電話をしていました。

他には、選挙期間前の政治活動で、チラシのポスティングも行っていました。
近所をひたすら歩いてまく。私の家の周辺は戸建てが多い地域なのでしんどかったです。(笑)
私は車の運転が出来ないので、選挙では運転以外は何でもやる、というスタンスで臨んでいます。

-今回、saoriさんのオリジナルイラスト「たけっぴ」がTwitterでは人気を博していましたが、その誕生秘話を教えていただけますか?
あれは実は、私というより私が、イラストレーターをしているパートナーに依頼して「家庭内特価」で書いてもらったんです(笑)
広島での参院選のときに、宮口さんを応援するイラストもつくったのですが、今回も応援キャラクターをつくりたいと思っていました。
そこで、立憲色を消して、なおかつ横浜らしいものでつくれないか考えました。
「横浜っぽい動物って・・・?」と、地域の仲間と話した際に、横浜の動物園で人気の「オカピ」を提案されました。
そこでその提案を基に我が家で製作しました。
名前は、Twitterで募り、投票の結果「たけっぴ」と命名しました。
みんな「可愛い」って言ってくれて盛り上がったのですが、勝手連がそれをつかって広報アニメにしてくれたり、それを有田芳生さんがTwitter上でリツイートしてくれたりして、とても嬉しかったです。

-オリジナルキャラクターを製作してネット上での宣伝に使うというのはすごく斬新ですが、広報的にはどのような戦略だったんですか?
山中さんが立候補を表明したとき、最初は政策が今ひとつ市民の側にはみえてこないなと思いました。
そこで、この「たけっぴ」をつかって、街宣で私が現場で聴いたご本人の演説の内容や、チラシに書いてある政策から、伝えたいと思うものを抜粋して、発信するようにしました。
わかりやすく伝えられるように、「たけっぴ」と山中さんの政策を組み合わせたバナー(画像)を作成して発信することもしました。

    勝手連が「たけっぴ」に動きをつけたアニメーションを作成、それを山崎誠さんや有田芳生さんなど立憲の議員が拡散する、という「情報の循環」が実現した

-saoriさんのTwitterは選挙期間中も含めて、横浜市長選の情報が集約されていてすごく参考になったのですが、運用した感想はいかがでした?
けっこう必死でした。(笑)
平日昼間は仕事をしているため、仕事の合間にTwitterを動かすので大忙しでした。
それでも、応援してくれる人が多くて嬉しかったです。
一地方選挙なのに全国の人がリツイートや「いいね」で応援してくれたのがすごく励みになりました。

saoriさんと山中竹春さん(saoriさん撮影)

「一緒に応援した人は仲間だ!」

ー今回、選挙に参加して、神奈川の立憲民主党の議員との距離や関係性に変化はありましたか?
山崎誠さんはもともと応援していて事務所のみなさんとも関係がありましたが、次の衆院選でも絶対に山崎さんを横浜で勝たせる、と改めて決意しました。
山崎さんはもともとパートナーズとの交流が盛んでタウンミーティングなどでもパートナーズと交流しているので、すごく親近感がありました。
今回は一緒に山中さんのチラシを街宣現場でまいたりすることができました。

他にも、中谷さんとは最終日の街宣の「マイク納め」で初めてお会いしたのですが、これから仲良くなれそうだと感じました。
青柳さんも直接話してはいないのですが、演説を初めて近くで聴いて、「うまい!」と思いました。
江田さんにも今までよりも親近感が湧きました。

みんなで山中さんを応援したことで、「一緒に応援した人は仲間だ」と思うようになった気がします。
もちろん、立憲以外にも、共産党や社民党の方とも、もっと仲良くしたいと思いました。
私は立憲パートナーズということもあって、立憲の山崎誠さんを応援していますが、こうして政党の垣根を越えて選挙に取り組んで、一緒に応援する人を市長に当選させることができたのは本当に嬉しかったです。

ー今回の選挙を経て、今後に向けた新たな決意がありましたらぜひお聞かせください。
今までも、「絶対に山崎さんを当選させる!」と思ってきましたので「新たに」というわけではないですが、
やはり、原発ゼロ、温暖化対策を一貫して訴えている山崎誠さんを絶対に選挙区で当選させたいと思いました。

ちょっと話は変わりますが、今回山中さんを当選させることができて、何がなんでも自民に入れるという層が崩れてきているのではないかと感じることがありました。
そんななかで、選挙区の中で山崎さんを絶対に当選させたいという思いがますます強くなりました。
山崎さんは前回選挙は東北比例ブロックで当選しているのですが、山崎さんを当選させてくれた東北の人の思いを神奈川で消したくない、という気持ちです。
地元で一緒に頑張るパートナーズとともに、山崎さんの選挙も頑張りたいと思います。

ー最後に、全国のパートナーズのみなさんにメッセージをお願いします。
今回は横浜で、「市民の会」も中心になってカジノに反対し、選挙に勝つことができました。
カジノについては、大阪や和歌山の人も「地元にカジノができてしまうのか」と心配していると思います。
「観光は哲学だ」というのが今回山中さんの応援団に加わってくれた藤木さんの言葉です。
カジノは地域を衰退させる、だから絶対に駄目だ、ということを諦めずに訴えることが重要だと思います。
私も引き続き訴えるので、大阪、和歌山のみなさんも、絶対にあきらめないで一緒にがんばっていきましょう、と言いたいです。
そして、政局とかいろいろ言われていますが、とにかく市民の声を信じて、その力で選挙を頑張っていきましょう!

saoriさんと山中竹春さん(saoriさん撮影)

コメント

素晴らしき勝利インタビュー、ありがとうございます。
あの「たけっぴ」誕生秘話まで知ることができて得した気分です笑
読んでみて、私も地元の推しをしっかり押し上げよう!と改めて思いました。
山中さんの当選おめでとうございます。大阪の池田市に住んでいますが、維新の会の強い地域で立憲の詩会議芋以内地域です。今更市会議員に立候補できる年齢でないことが残念です。
立憲のサポーターとしてもどう活動に参加できるかも悩みます。理屈の多い後期高齢者ですが、何とか政権交代してほしいと思います。まだまだ民主主義は道半ばだと思います。特に安倍・菅政権はひどすぎます。またまた安倍政権?、身の毛が立ちます。今や、マスコミも堂々と右翼を応援するところも出て来ました。昭和年代では学校でマスコミは常に中庸でなくてはならない…と教わりました。自民党が強いのもこんなことを許すことにも原因があるのではと思います。靖国神社にお参りする閣僚が多いのもそれらを期待しているのでしょう。
しかし、サポーターの若い方々の活躍には頭が下がります。アイディアが素晴らしい!!益々の活躍を祈ります。
横間動物園の人気アイドル動物にまねて作ったのは最高に親しみやすく良い企画だと思いますね。

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