インタビュー

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【前編】藤原のりまさ(衆議院愛知10区総支部長)×立憲パートナーズメールマガジン編集員

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若者が目標を持てない。光明が差すための風穴を開けたい。

-司法試験に合格できずに日雇いで働き続けた経験は、今の政治活動にどのようにつながっていますか?

キャリア形成という意味では、誤算でしたが、その現場を自分が実際に経験したのは大きな意義があったと思っていますし、そこが自分の強みだとも思っています。

当時の働き方を「もう一回やれ」といわれたらやりたくないです。
1ヶ月15万円あれば、何ヶ月かは生活できる、でもそこから抜け出せないという苦しみが大きいです。

僕の場合は、目標がありました。
どこかで司法試験に合格して弁護士になって衆院選に出て、という、根拠はないが、とにかく「目標」とするものがありました。
一方で、今の若者には目標を持てていない人が多いことも感じます。

それが苦しいと思います。
目標がないと潰れてしまう。
目標を持てない、政治の環境、こんな状況を政治の力で変えたい、と思います。

-政治ができることはどんなところにありそうですか?

当時の仲間とは今でも連絡をとりあっていますが、当時とまったく同じ条件で働いているか、仕事を完全にやめてしまって働いていない、という人ばかりです。
あの当時と、状況が何も変わっていません。

強いものがどんどん強くなる政治は、一つのあり方ではありますし、そのこと自体を考え方として否定するつもりはありません。
ですが、その結果として、辛い環境に置かれて、なおかつ目標すら持てない人がいるのが今の日本の状況です。
そうであれば、分配機能を強める、一部の人が富の大部分を占める状況を改善する、それによって、少なくとも、目標を持てる社会にはできるのではないでしょうか。

立憲民主党が政権をとったからといって、今苦しんでいる人が即座にハッピーになることはないかもしれません。
それでも、ちょっと光明(こうみょう)が差す、そのための風穴を開けることはできるはずですし、それをやるのが今政治がやるべきことだと思っています。

新自由主義からの脱却というストーリーで立ち上がった政党だからできることがある

-藤原さんには、弁護士としての顔と、政治家としての顔の2つの顔があると思いますが、社会的な課題に直面する際に、弁護士としてと、政治家としてでは、どのような違いがありますか?

弁護士としては、目の前にいる依頼者「その人」を救うことを目指すべきですし、それでよいと思っています。
たとえば、私が出会った依頼者の中に、こんな方がいらっしゃいました。
中学校を卒業して以降、ずっとまじめに働いてきた、でも働き方は非正規だった、というご夫妻です。
お二人が70歳を越えたくらいのときに、30万くらいの借金をしてしまいました。心臓の病気になり、手術を受けるためでした。
ところが、その30万円の借金を返すことができない。1日の食事を3食から2食に減らす、風呂にも入らないでガス代・水道代を節約する、そんな生活をしていたご夫婦です。

このご夫婦を自分の依頼者としてみれば、世の中のことは関係ない、とにかくこのお二人を救うことが私の仕事ということになります。
その人さえ救えればよいというのが弁護士としての事件との向き合い方だとも思います。

一方で、今こうして政治活動をして、同じような状況にいる方に出会うと、世の中の仕組みを変えて、こういう人を少しでも減らしたい、という思いになります。
弁護士と、政治活動と、2つの視点から世の中のことを見ることができたのは自分にとって大きな経験になっていると思います。

-新自由主義からの決別を訴えて、「支え合う」社会を提案する立憲民主党の政策の出番ということですね。

はい。世の中を変えて、多くの人を救えるのは政治だし、立憲民主党だと思います。
立憲民主党が立ち上がったときの枝野代表の言葉に私自信も大きな希望を感じました。
新自由主義からの脱却、というストーリーで立ち上がった政党だからできることがあると思います。
旧「国民民主党」と合併したことによってその部分が弱まるのではないかというご心配の声をいただくことがありますが、肌合いや政党の文化の違いはあっても、新自由主義的傾向に流されることはないと確信しています。
一方で、「肌合い」とも言うべきかわかりませんが、文化の違いは感じるから、それを乗り越えていこうと、私としては、意識して親しくしていこうと思っているところです。

後編はこちらからお読みください

「格差を破壊する」とのメッセージに新自由主義からの脱却を訴える藤原さんの決意の強さが伺える -藤原のりまさ公式HPのトップページより

新自由主義からの脱却というストーリーで立ち上がった政党だからできることがある

-藤原さんには、弁護士としての顔と、政治家としての顔の2つの顔があると思いますが、社会的な課題に直面する際に、弁護士としてと、政治家としてでは、どのような違いがありますか?

弁護士としては、目の前にいる依頼者「その人」を救うことを目指すべきですし、それでよいと思っています。
たとえば、私が出会った依頼者の中に、こんな方がいらっしゃいました。
中学校を卒業して以降、ずっとまじめに働いてきた、でも働き方は非正規だった、というご夫妻です。
お二人が70歳を越えたくらいのときに、30万くらいの借金をしてしまいました。心臓の病気になり、手術を受けるためでした。
ところが、その30万円の借金を返すことができない。1日の食事を3食から2食に減らす、風呂にも入らないでガス代・水道代を節約する、そんな生活をしていたご夫婦です。

このご夫婦を自分の依頼者としてみれば、世の中のことは関係ない、とにかくこのお二人を救うことが私の仕事ということになります。
その人さえ救えればよいというのが弁護士としての事件との向き合い方だとも思います。

一方で、今こうして政治活動をして、同じような状況にいる方に出会うと、世の中の仕組みを変えて、こういう人を少しでも減らしたい、という思いになります。
弁護士と、政治活動と、2つの視点から世の中のことを見ることができたのは自分にとって大きな経験になっていると思います。

-新自由主義からの決別を訴えて、「支え合う」社会を提案する立憲民主党の政策の出番ということですね。

はい。世の中を変えて、多くの人を救えるのは政治だし、立憲民主党だと思います。
立憲民主党が立ち上がったときの枝野代表の言葉に私自信も大きな希望を感じました。
新自由主義からの脱却、というストーリーで立ち上がった政党だからできることがあると思います。
旧「国民民主党」と合併したことによってその部分が弱まるのではないかというご心配の声をいただくことがありますが、肌合いや政党の文化の違いはあっても、新自由主義的傾向に流されることはないと確信しています。
一方で、「肌合い」とも言うべきかわかりませんが、文化の違いは感じるから、それを乗り越えていこうと、私としては、意識して親しくしていこうと思っているところです。

後編はこちらからお読みください

「格差を破壊する」とのメッセージに新自由主義からの脱却を訴える藤原さんの決意の強さが伺える -藤原のりまさ公式HPのトップページより

コメント

毎日 藤原さんのツイッターを拝見しております。原口先生との対談で初めて存じ上げましたが、とにかく楽しく素直な方だなと思いました。
絶対に国会議員へと願っております。
応援してます。

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